今年は31日も営業しますが、17:00閉店になります。
今年も残すところ2日、横浜まで買い出しに行って来ました。
ただ普通にお買い物だけではつまらないので、私らしく今年の締めはそごう美術館で、「111年目の中原淳一展」に行って来ました。
キャッチコピーのほんとうの美しさとは、豊かさとはなんなのか?という文字に引き込まれるような感じがしました。
最近はチーム平成の学生からも「おしゃれなカフェよりレトロな喫茶店が好き」「昭和の恋愛に憧れる」「カラオケだと昭和歌謡歌ってる」などの言葉を聞き、全く知らない時代の昭和に興味をしめしているのは不思議です。
私が雅な世界の平安時代に憧れるように、昭和の時代は後世でも憧れの時代に変わっていくのかもしれません。
エステ業界が倒産ラッシュ、美容整形がどんどん増えている昨今。
SNSの普及で、心より顔?時間をかけた癒しより即効性のある整形に走る人が増えているそうです。
国民みんな美人になるのは良いけれど承認欲求だけで、本当の内面美や生き方の楽しさの感じ方がわからなくなってしまわないかが心配です。
中原淳一さんは母の世代に活躍されていた画家でデザイナーです。
「それいゆ」「ひまわり」などファッション雑誌はモデルさんではなく、絵に描かれた女性とお洋服。
時代を感じますが、誰もが可愛くなれる夢を持てる時代だったと思います。
この企画、絵も展示物も素敵でしたが、要所要所にある中原さんの言葉がすごく響きました。
私の会社は、生き方美心という名前ですが、簡単に整形やメイクで美人になれる時代だからこそ、内面美が大切という想いで名前を付けました。
中原の言葉
「美しい心は清潔な心、美しい装いは清潔な装いである」
「美しいものに出来るだけふれるようにしましょう。美しいものにふれることで、あなたも美しさを増しているのだから」
ここに本来の日本人の美しさが現れているのです。
若い時は外見美を磨くこと、それも良いかもしれません。
でもおばあちゃんになったときの顔はその人の生きた歴史が顔に出るのです。
中原さんの言うように、常に美しいとか清潔とか気の流れが良い場所に身を置いていきたいと私も思っています。
承認欲求からの美人への努力。
これは、褒めてもらいたいから磨くこと。
中原さんの美人になる理由を素敵な表現をしていました。
「自分が美しくなるというのは、皆の気持ちをよくさせること、つまり自分がみにくいところを、人にみせて不愉快にさせてはいけないとう心づかいなのです」
来年はプレシニア突入。
ちょっと大人な女性になるために、良いタイミングで中原哲学を学んだそんな有意義な時間でした。
KIKCAFE
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