昨日の空は神秘的でした。
急に空がグレーになったり、雪が舞いそうな雲が現れたり。
今日は風も強くて本当に寒かったし。
でも最近、ちょっと公私共に忙しく、外出も続いているので風邪にはきをつけないとと思っています。
最近、KIKCAFEでちょっとシンクロ中のブラックジャック。
ちょうど、そごう美術館で「手塚治虫ブラックジャック展」が開催されていたので、行ってきました。
ブラックジャックというより、順風満帆な人生を送っていたと思っていた手塚治虫さんが壮絶な人生を送っていたことにびっくりしました。
医者の資格を持ちながら、好きな漫画を描き続き、倒産を経験し復活し、60歳で天国に・・・・・。
太く短い人生の中で沢山のメッセージを残していった偉大な漫画家です。
昭和の人間なら、ブラックジャックでなくても、手塚治虫さんの作品は必ず成長の途中に側にあったと思います。
私が一番憧れたのは、リボンの騎士。
叔父さんを馬にして、風呂敷をマントにリボンの騎士ごっこに明け暮れていました。
あの頃の作品は、夢と愛があったと思います。
「医者は 人をなおすんじゃない 人をなおす手伝いをするだけだ なおすのは…本人なんだ 本人の気力なんだぞ!」という名言がありました。
当たり前のようですが、納得してしまうところです。
病気だけでなく仕事も人生もあきらめたところで終わりだと思っています。
無理に頑張らなくても、「なんとかなる」という心の持ち方が一番大切なのです。
あとびっくりしたのが、漫画の中に「60歳の老婆」が登場。
あの頃の還暦は(手塚治虫さんの書いた老婆)こんなおばあちゃんだったんだと衝撃。
私この老婆よりお姉さんなんですよね(笑)
そごう美術館を出て隣のカフェでプチランチしました。
お客様はほぼ、65歳以上。
年齢を重ねれば重ねるだけ、生きてきた歴史が顔の表れているように感じました。
普通のお洒落なおじいちゃんと思いきや、英字新聞を読んでいたり、その人の人生を勝手に妄想している時間も楽しいのです。
みんな世代もファッションも似ているのに、顔が違う。
自然に年齢を重ねてる姿が、どこか落ち着きと安定を感じました。
女性の約3人に1人の34.3%が、身の回りで整形をしていると言われています。
一生涯のうちに美容整形を受ける割合は、約30~40%程度と推定されているとかで、確かにかわいい、綺麗になりたい女心もわかるのですが、写真加工したり、みんな同じ顔に見えてくる。
手塚治虫さんの漫画の登場人物の顔もそうですが、昔は個性が魅力でした。
若い時は可愛い、綺麗と優越感の中にいたとしても、誰でも必ずおばあちゃんになる日が来るのです。
みんな違っった顔で、内面の美しさが溢れ出るようなチャーミングなおばあちゃんになりたいなって、人間観察しながら感じました。
ブラックジャックは心まで手術してくれるのかな?
「医者はひとのからだは治せても、歪んだ心までは治せない」そんな名言もありました。
明日の夜はヘッドスパオープンしています。
KIKCAFE
横浜市保土ヶ谷区岩井町29-4
045-334-1114