京都好きのイメージが強い私ですが、実は10代後半から京都好きは始まっているのです。
そして、昔から、ちょっと気分が乗らないと一人ふらっとどこかに消えちゃう癖も今と変わりません。
初めてプチ家出したのも京都でした。
当時大阪に住んでいて、これと言った理由もなく、会社に行きたくないなって思った日がありました。
会社に行く途中に、「まっいいか」と京阪電車に乗っちゃったのです。
スマホも何もない時代、無断欠勤はかなり問題行動だったので、罪悪感を取り除くために、その時寄ったのがカトリック河原町教会だったのです。
父の妹も亡くなった時にお世話になった教会と聞いてクリスチャンの私は、京都の教会の中では定期的に足を運んでいます。
今回は夜だったのに土曜日という事もあり、扉が開いていたので十字を切ってきました。
夜の教会はとても静かで、冷たい空気がまた神秘的。
教会の真正面にあるのが、キャラメルママ。（ユーミン のレコードしかかからないバー）
11月にも行ったばかりですが、また寄っちゃいました。
最近は夜の外出は面倒で、なかなか行かないのですが、京都の夜は帰りたくない気持ちになるのです。
前回、GuardianAngel（株）のKamaruと行ったのですが、今回もまた一緒。
KIKCAFEでは、ずっと喋っているのに、このバーは、どうしても次から次へと流れる懐かしい曲に無言になります。
私達世代としてはユーミン は懐メロを聴いていた父の気持ちに近いのではないでしょうか？？
還暦だからかな？？
最近は曲と共に思い出がフラッシュバックします。
私達は良い時代を生きてきたのだと思いました。
京都の静かな夜の街を走りながらタクシーの運転手さんが呟きました。
「最近は新年会も減って、会社の仲間と飲む機会が減ってきたけど、僕達の時代は職場で見せない人間らしさを上司が見せてくれるから楽しみだったな・・。そこで良い関係性が持てていたと思う」とぽつり。
あの時は、お付き合いも面倒だと感じていたけれど、今となれば、どれも楽しい思い出。
その時代に仲間とも途切れず、今も繋がっている。
何年経っても家族以上に私のことを知っててくれてる気がします。
現代の人間関係の希薄さは今はラクで良いかもしれません。
必ず誰もが歳を取って寂しさを感じる時がやってきます。
数年後の自分が寂しくならないように、今側にいる人達の絆を大切にしていく事が令和に生きる私達の課題だと思っています。
明日は18:00からの占いは綾戀さんです。
KIKCAFE
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